【ファンとは何か?】
和太鼓奏者として今年で10年が経ちました。
全国を回り、ソロコンサートも開催してきた私ですが、
正直ここ数ヶ月ほど、ずっと頭の中を占めているテーマがあります。
それが 「ファンとは何なのか?」
和太鼓の演奏活動やコンサート動員を考えるうえで、避けて通れないテーマ。
しかし、深く向き合えば向き合うほど「自分は何も分かっていなかったのではないか」と感じる瞬間が増えてきました。
今日は、私の考えるファンについて書いてみました。
■ AIに聞いてみた“ファン”の定義
そもそもファンの定義ってなんだ?
チャットGPTに聞いてみました。
● 文化社会学的定義
ファン=作品や人物に能動的・創造的に関わる存在
→ コンサートに行く、SNSで発信する、作品を深く理解しようとする
● マーケティング的定義
ファン=ブランドに高いロイヤルティ(忠誠心)を持つ顧客
● 心理学的定義
ファン=自分の価値観を投影できる存在
→ 「この人の生き方から力をもらっている」など
難しい言葉ばかりですが、なんとなく言いたいことはわかるような気がします。
■ 考えるきっかけは「雨夜の星」のチケット問題
今年のソロコンサート 「雨夜の星」。
昨年より 約100枚チケット販売数が落ちている現状 を見て、深く考えるようになりました。
原因は分かっています。
- 販売導線
- 開催タイミング
- 告知地域の選択ミス
しかし、それとは別に心に残った疑問がありました。
「コンサートに来てくれる人=ファン」
これは本当なのか?
■ データを見るほど分からなくなる“ファン”という存在
例を挙げてみました。
● 関西で初のソロコンサート
→ 332名動員
(約9年間活動した地域)
● 地元・武豊町でのコンサート
→ 432名動員
(帰郷して間もないタイミング)
正直なところ、インスタのアナリティクスを見ると関西在住の閲覧者が圧倒的に多いのに、
チケットは地元の方が伸びる。
これは一体どういう構造なのか?
さらに、自分よりフォロワー数が圧倒的に多い奏者でも、
公演チケットは売れ残っているケースを何度も見てきました。
■ 自分が抱いた“間違った前提”
私は長い間、こう思っていました。
「コンサートに来てくれる人=ファン」
しかし今思うと、それは大きな勘違いでした。
コンサートに来てくれる方の中には、
- 初めて興味を持ってくれた方
- 通りがかりで気になった方
- 周りに誘われた方
- イベントの一環として来る方
こういった「興味層」も多く含まれています。
つまり
**来場者=ファンではない。
来場者=ファン+興味層**
■ では、“ファン”とは一体何か?
◆ ファンとは何に惹かれて応援してくれているのか?
- 生き様か
- 人間性か
- 演奏技術か
- 世界観か
- 和太鼓への向き合い方か
正直に言うと、自分には「推し」がいません。
だから本当の意味での“ファン心理”が分からない部分があります
しかし、分からないからこそ、曖昧な言葉でごまかしたくはない。
「自然とファンが増えました」「続ければファンはついてくる!」
という抽象的な話が、私は大嫌いです。
自然なんて絶対にない。
結果が出る、ということには必ず具体的な理由が存在します。
■ 人は「理解できること」に惹かれ、「挑戦している人」を応援する
ファンとは、
自分が何を届け、相手の心に何が残ったかという“結果の積み重ね”だと気づきました。
これは、全国を回って分かった答えのひとつです。
● 人は、自分に重ねられる人を応援する
→ 苦労、挑戦、夢、継続性
● 人は、独自の世界観を持つ人を応援する
→ 作品・言葉・覚悟
● 人は、自分より先を歩く人を応援したくなる
→ “未来を見せてくれる人”
この3つのどこかに当てはまる人間に対して、ファンは根付いていく。
そして私は今、このどれも「途中」だと思っています。
■ 結論:ファンは「作る」のではなく、“育てる”もの
- 毎日の発信
- 活動の積み重ね
- 地域とのつながり
- 人としての信頼
- 自分の生き様を見せ続けること
これらを積み重ねた結果、
応援してくれている人がいる。
それが“ファン”なのだと思っています。
それを理解した上で公演に臨むことと、
いつかは増えるだろうという認識では
数年後の結果が大きく変わるはず。
■ 和太鼓奏者としてのこれから
私の夢は「カーネギーホールでの和太鼓公演」
これはただの夢ではなく、
和太鼓文化を世界に広げたいという願いそのものです。
そして、その夢に向かう姿を見て
「応援したい」と思ってくれる人が増えていくなら——
それが私にとっての“ファン”であり、宝物です。
まだまだ道の途中。
しかし、歩き続ける限り、誰かがその背中を見てくれている。
そんな気がしています。
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