和太鼓バチのささくれ修繕方法|紙やすりとアロンアルファでできる簡単メンテナンス
和太鼓奏者にとって、バチのささくれは避けて通れない悩みのひとつ。
演奏を重ねるほどに先端が荒れてきて、時には演奏にも支障をきたします。
この記事では、ささくれたバチを再生させる修繕方法を、実体験に基づいてご紹介します。
音質への影響や、手入れの限界についても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。
バチのささくれは“避けられない消耗”
まず大前提として、どれだけ高品質なバチでもささくれは必ず起こります。これは材質上の問題であり、使用に伴う自然な消耗です。
とはいえ、すぐに買い替えるのではなく、修繕することで再び使えるようになるケースもあります。
ただし、音質が若干変わる可能性があることは理解しておくべきポイントです。

バチの修繕手順(紙やすり+アロンアルファ)
① 荒目紙やすりで削る
- 用意するもの:荒目と細目の紙やすり
- ささくれが気になる箇所を削って整えます。
- ポイントは削りすぎて太さを変えないように気をつけること。(特に締めバチ)
- 太鼓を打つのに支障が出ないように、凹んだ場所のみ整えます。
- 1回目の削りは荒目の紙やすりのみで削ってください。

② アロンアルファを塗る
- 使用するのは木材用アロンアルファ。
- たっぷり塗ると“ダマ”ができるので、必要最低限を薄く・均一に塗るのがコツ。
- 見た目を重視する場合、バチの先端全てに薄く塗るのがおすすめです。


③ 乾燥させる
- 塗布後はしっかり乾燥させましょう。
- 乾かしている間に何度かバチを回すことで、ダマの発生を防ぎます。

④ 再度やすりで整える
- 完全に乾いたら、荒目→細目の順番に紙やすりで削ります。
- こちらも太さを変えないよう、丁寧に滑らかに仕上げるのがポイントです。
修理前と後の比較写真↓


完成!ただし音質変化には注意
これで一旦、バチは“再生”されます。見た目も手触りも改善されます。
ただし、重要な注意点があります:
- アロンアルファを塗布することで若干音質が変わる
- 特に締太鼓や、繊細な音を必要とする曲ではその変化が出やすいです。
また、一部で紹介されている「お風呂にバチをつけて凹みを戻す」方法もありますが、私はおすすめしません。
- 水を吸ってバチの重さが変わってしまうため、演奏感が大きく変化するからです。
修繕は“応急処置”、買い替え判断も大切
バチはあくまでも消耗品です。
1〜2回上記の修繕をしてもすぐにまたささくれてくるようなら、無理せず買い替えをおすすめします。
音質、演奏性、安全性——どれをとっても、バチの状態はパフォーマンスに直結します。
無理して使い続けるより、状態の良いバチに切り替えることも、演奏家としての大切な判断です。
まとめ|正しい手入れでバチを長く使おう
和太鼓奏者にとってバチは“相棒”です。
丁寧に手入れすることで、長く付き合っていくことも可能です。
- 紙やすりで整える
- 木材用アロンアルファで補強する
- 再度仕上げて音質も確認する
小さなケアの積み重ねが、大きな安心とパフォーマンスに繋がります。
ぜひ今回の方法を参考にして、あなたの演奏を支えるバチのケアに役立ててください。

