難しい

昨日は愛知県西尾市を拠点に活動する
熱響打楽の田中駿一郎君と飲みに行ってました。
飲むのに集中して写真はありません(笑)

未来の話や
どうやったら後輩と
上手くコミュニケーションが取れるかなど
たくさん話しました。
特にコミュニケーション問題は
僕にとって弱点であり課題の部分なので
たくさん意見交換をしました。

今まで松村組に入りたい!
という子が入団してきた時には
僕の立場は中間管理職の
ような感じになるわけです。
しかし僕はこの立場ががかなり苦手です。
というより、今の自分にはまだまだ
こなすことの出来ない役目なのかもしれません。

後輩指導やコミュニケーションをとることの
何が苦手なのか?
と言うことが一番の問題点です。
芸事の世界は何をしてでも
“自分”
を売って行かないと生きていけません。
研修生時代には多くの先輩方を出し抜くために
少しでも爪痕を残してやろうと
何をしたら良いか毎日考えていました。
衣装を着替えるスピードや
食事を食べる速さなど
ちっさなことから少しでも
何かで勝ってやる!とかやってました。
意味ないことかもしれませんが
闘争本能剥き出しで行かないと
どんどん埋もれていく世界なので。

ただ、最近はそれを後輩に
求めれば求めるほど嫌がられます。
駿一郎は一緒に足並みを揃えて考えることで
やる気を出させることが大事と思ったそう。
僕はそこが苦手なんです。
研修生時代、僕は先輩に教えてもらうことが一番嫌いでした。
なぜなら、教えてもらうと僕の成長のきっかけが失われると思ったからです。
自分で考えて結果を出すことが一番の成長なのに
なんで結果を教えてくるんだろうと思っていました。
一時期、僕には何も教えないでください。
自分で考えるので。
とかクソ生意気なことも言ったりしていました。
その時の先輩方はそれに怒るのではなく
受け止めてくださり
本当に道を逸れそうな場合のみ教えてくれました。

だから、僕に対して「教えてくれるの待ち」
の姿勢で臨んできた子とは
とことん相性が合いませんでした。
何よりも好きなことを
仕事にしようとしてる時点で
教えてもらってたらダメと思っちゃうんです。
自分の好きなことを本気でやりたいなら
自分の頭をフルに使って考えて
実行しては失敗し、また考える。
この繰り返しが個性を生み出し
演者として高みを目指す
一番の近道だと思っています。
後輩育成も今後の自分にとって
ものすごく大事な事ですが
今は何よりも
もっともっと太鼓打ちとして上を目指したい。
いつかテッペンを取りたいんです。

俺には足並み揃えてなんて無理でっせと言うと
「まぁ〜侑平には無理だよね(笑)」
と駿一郎先輩は言っておりました。
この課題解決は今の僕にはまだまだ

難しい。